2012年02月28日

【ビジネスアイコラム】あえて「花道」論 創業家出身、トヨタ・章男社長の評価


2月27日5時0分配信 フジサンケイビジネスアイ

 トヨタ自動車の創業者、豊田喜一郎氏のストーリーを書くため、複数の関係者に話を聞いた。松下幸之助氏にしろ、本田宗一郎氏にしろ、日本が世界に誇る製造業の創業者の名は広く知られているものだが、喜一郎氏は国内最大の製造業トヨタの創業者でありながら、一般的な知名度は低い。

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 トヨタグループの創始者で、日本の十大発明王にも選ばれた父、豊田佐吉翁の存在があまりにも大きすぎた。さらに、57歳の若さで亡くなったことなども知名度の低さに影響していると考えられる。しかし、喜一郎氏が日本の自動車産業に残した功績は少なくない。「大衆車の国産化」を掲げ、トヨタという一企業のためではなく、「日本」のモータリゼーションの扉をあけるためにクルマづくりに没頭したその姿は、自社の株価や収益のみにきゅうきゅうとする現代の経営者にはみられないものだ。

 では2009年6月の就任からトヨタを率いる喜一郎氏の孫、豊田章男社長はどうだろうか。

 「ただのクルマ好き、ただのモータースポーツ好き」。こんな批判もある。一方、リーマン・ショック後の世界的な自動車不況の中でトップに就き、米国でのリコール(回収・無償修理)騒ぎを、米公聴会に出席しなんとか乗り切った。東日本大震災、タイの洪水問題など次々と難題が立ちはだかったが、2012年3月期は売上高、各利益とも上方修正。12年のグループ世界販売計画は958万台と、達成すれば過去最高になるという。あくまで「達成すれば」だが。

 章男氏を評価しようとすれば、どうしても豊田家出身という「色眼鏡」を通してしまう。あえてその色眼鏡を外してみるなら、この2年8カ月の対応は「満点」とは言えないまでも、「及第点」だろう。どこかの電機メーカーのサラリーマン社長は在任6年間で最終赤字が3度、大幅に人員削減しておきながら「続投」するという。これらに比べれば、章男氏のほうがはるかに経営者としてまともだ。

 副社長時代に2度、懇親会で長時間にわたって話を聞いたことがある。そこで感じたのは「クルマが好き」という祖父譲りの純粋な気持ちだ。その気持ちに、うそや気取りはない。これだけは断言できる。

 問題は、章男氏のこの熱い思いが、グローバルな大競争時代にさらされる現代の自動車業界で、盟主の座を維持していく際にどう作用していくか、だ。「好きだけで経営はできない」という指摘もあるだろう。

 章男氏は、来年5月で喜一郎氏が亡くなった年齢と同じ57歳となる。戯言として聞いてもらいたいが、目標どおり12年に過去最高の販売が実現したならば、それを花道に2期4年で社長をさっそうと退いてはどうだろうか。その若さと情熱を生かし、次なる新たなステージでの活躍も見てみたいものだ。

《フジサンケイビジネスアイ 大阪経済部次長 島田耕》



感想
 売上高で、松下(現パナソニック)やホンダを圧倒する規模を誇るトヨタも、創業者の知名度では、この2社には遠く及ばない(失礼)。それだけあの2人にカリスマ性があったのだろう。ちなみに『豊田喜一郎』が生まれたのは、松下幸之助と同じ1894年(リンク先を表示)。

 「存在があまりにも大きい」とされた豊田喜一郎の父、豊田佐吉については、知らなかった人のほうが多いと思う(筆者もそうだった)。しかし、彼が創業した『豊田自動織機』は、歴史の教科書にも載っていることもあり、一度は聞いたことがあるだろう。今のトヨタは、豊田自動織機の自動車部門が独立したものである(リンク先を表示)。

 祖父の豊田喜一郎と同じ、無類のクルマ好きである『豊田章男(リンク先を表示)』氏が、ただのクルマ好きで終わらないためにも、12年の世界販売958万台とする目標は、ぜひ達成してほしいと思う。



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posted by ゆうすけ at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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