
11月12日10時8分配信 SankeiBiz
大阪市のど真ん中、本町−心斎橋周辺が高級輸入スポーツカーの激戦区となっている。わずか200メートルの間に英国マクラーレン、イタリアのランボルギーニ、フェラーリがそれぞれ正規販売店を構えているが、ニーズを食い合うことなく相乗効果で販売は好調だという。背景には大阪人の“派手好き”に加え、円高の定着などもありそうだ。
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■運営は改造車で有名な光岡自動車
11月9日夕。大阪市中央区の御堂筋沿いに店を構える正規ディーラー「ランボルギーニ大阪」に、仕立ての良いスーツを身にまとった外国人らが集まった。7月に移転オープンした同店の記念セレモニーのため、イタリアからランボルギーニ本社の幹部が駆けつけたのだ。
来年には設立50周年を迎えるランボルギーニのコマーシャル・ディレクターのフィンタン・ナイト氏は「日本は当社にとって世界で5番目に大きな市場。より充実した販売、サービス体制を提供していきたい」と持ち上げた。
ランボルギーニ大阪は、個性的なデザインの改造車で知られる光岡自動車(富山市)が運営。10年前に兵庫県尼崎市に出店し、今年7月に現在の場所に移転オープンした。光岡章夫社長は、9日の記念セレモニーで「ようやく御堂筋沿いで営業できた。心からうれしくて仕方ない」と満面の笑みを見せた。
■日本有数の高級スポーツカー激戦区
同店は地下鉄御堂筋線本町駅の南端の出口から南へ約300メートルに位置する。わずか1ブロック(約100メートル)北には、今年3月にオープンしたばかりのマクラーレンのショールームが店を構える。
さらに、ランボルギーニ大阪から御堂筋を約200メートル南下すると、フェラーリや英ベントレーを取り扱う正規ディーラーが視界に飛び込んでくる。この一帯から西へ1キロあまり足を運んだ同市西区の西大橋駅近くには、イタリアの高級スポーツカー、マセラティのショールームも。平成23年末から今夏にかけ、大阪のど真ん中は日本でも有数の高級スポーツカー激戦区に様変わりしたことになる。
光岡社長は「いいロケーションだ。東京にこんな所はない」と舌を巻く。ただ、大阪の商業・ファッションの中心地とはいえ、各ディーラーが地理的に近すぎることで、パイの奪い合いにはならないのか。
光岡社長は「相乗効果が見込める。互いにベスト(の立地)だ」と一蹴(いっしゅう)。関係者によると、フェラーリのショールームは表通りに面した解放感や他のディーラーからの“はしご”などで、通行客の来店が増えているという。
■コテコテ好きの大阪が売り上げ首位
国内の自動車市場は経済低迷と若者のクルマ離れが続いているが、輸入車は現在の年間25万台から35万台程度まで伸びるとみられている。関西の輸入車ディーラー関係者は「円高の定着が追い風」と分析する。日本車と比べ型落ち度合いが小さいため、企業経営者らが新モデルを買い替えるケースが多いという。
“コテコテ”のデザインカーを製造する光岡自動車が、コテコテ好きな大阪でコテコテのスポーツカーの販売店を経営する。その成果は確実に出ており、ランボルギーニの日本の正規販売店5店のうち大阪が売り上げトップを誇っている。
光岡社長は言う。「コテコテとは非常にファッショナブルだということ。当社はこの10年間、ランボルギーニのブランド戦略を大いに見習った」。大阪経済の再生のヒントは意外なところにあるのかもしれない。
《SankeiBiz 南昇平》
感想
光岡自動車。市販車をクラシックに改造したクルマの販売で有名だが、輸入車ディーラーも経営していたのは初耳だった。それも『ランボルギーニ大阪(公式リンクを表示)』。』だけでなく、フォルクスワーゲン、アウディ、キャデラック、シボレー、BMWのバイクなど、多数のディーラーを抱えている(参照リンクを表示)』。
ランボルギーニはイタリアはボローニャ県サンターガタ・ボロニェーゼにある自動車メーカー。スーパーカーの製造・販売を手掛けており、フェラーリとはライバル関係にある。ランボルギーニはフォルクスワーゲングループ、フェラーリはフィアットグループの傘下(フィアットグループには他にマセラティ、アルファロメオ、クライスラーが属している。今年5月、マツダと2人乗りスポーツカーの共同開発を発表したこともあり(過去の投稿はこちら)、マツダのフィアットグループ入りが噂される。
話は変わって、記事のシメに“コテコテ”が多用されているが、大阪人はコテコテとは言わないと、昔、大阪のパンフレットに書いてあったのだが、ネットで先ほど調べてみたら、どうもそうでもないらしい。場所によるのだろうか?

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