2014年09月22日

ボーイング、戦闘機のない未来を視野に


9月19日14時58分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル

 ほぼ1世紀にわたって軍用機を製造してきた米ボーイングが、戦闘機のない未来を視野に入れ始めている。

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 米国とその多くの同盟国がロッキード・マーティン製の統合打撃戦闘機(JSF)「F-35」の購入に強く倒いている。このため、ボーイング製戦闘機に向かう資金はほとんどなくなりそうだ。このような状況のなか、同社は戦闘機市場をロッキード・マーティンに譲り、同社防衛事業の将来を民間旅客機の軍用版といった他の種類の航空機に委ねるというロードマップ(行程表)を準備している。ボーイング防衛・宇宙・安全保障部門のトップ、クリス・チャドウィック社長(54)が明かした。

 同氏は7月のインタビューで、同部門の焦点のシフトについて、「現実を直視する必要がある」と語っていた。

 ボーイングの戦闘機は現在もなお、数多く使われている。同社の「F/A-18」は米軍によるイラク北部の空爆を担っている。しかし、新規受注は枯渇しようとしている。F/A-18の生産は2017年に終了する可能性がある。このほか、サウジアラビア向けの「F-15」の最後の受注分は19年に生産ラインを離れる見通しだ。

 ボーイングはF/A-18の生産スピードを落として、生産期間をわずかに延長することを検討している。その間に海軍向けの若干の追加購入資金を出すよう国防総省を説得できるのではないかと期待しているのだ。こうすれば、少数の潜在的な海外顧客、とりわけカナダとデンマークが戦闘機の購入を決めるまでの時間稼ぎが可能になる。

 ボーイングは、ミズーリ州セントルイス工場でF/A-18の製造を終了するか否か来年4月までに決断するかもしれないとしている。同工場は現在、F/A-18とF-15の戦闘機2種を製造している。チャドウィック社長はウォール・ストリート・ジャーナルの報道を受けた18日のインタビューで、「われわれは今なおそれら(戦闘機2種)をしっかり維持している」と述べた。同社長はF/A-18の製造を2010年代末までは維持できると考えているという。

 昨年12月31日に防衛・宇宙・安全保障部門の社長に就任したチャドウィック氏は、軍事予算の縮小に対応したコスト削減策と効率改善策を発表している。ボーイングは過去3年にわたり、年間40億ドル(現在のレートで約4356億円)の防衛部門の支出を減らし、何千人もの雇用を削減した。同氏は米国をはじめとする諸国の軍が兵器の能力より価格を重視するようになっているのを受け、さらに20億ドルを節約する目標を掲げている。

 関係者によると、チャドウィック社長は8月末の同社取締役会に戦略的な見直し案を提示した。10月初めに従業員に公表する見通しだという。

 同社長は、防衛部門の3つの中核事業部門(軍用機、ネットワーク&宇宙部門、サービス&サポート部門)内で、責任者と製品を組み替え、サービス収入を増やして年間売上高を300億ドル以上に維持することを目指している。昨年ボーイングが売り上げた866億ドルのうち、防衛部門の売り上げは330億ドルを占めた。

 チャドウィック社長は今月の従業員向けビデオで、厳しい選択をする必要があると警告した。同社長は「これらの決断には、われわれがビジネスをどう形作るかや、どこに資源を投入するかを選択するといったことが含まれる可能性がある」と述べた。

 計画を知る人物らによると、変更の大半は社内的な役割分担や目標にからむものだが、戦闘機などについては完全に捨てる構えだという。米航空宇宙局(NASA)から有人宇宙タクシーの製造・運航に関する総額42億ドルの契約を獲得する前は、同社が長らく担ってきた有人宇宙飛行部門さえも見直しの対象とされた。

 ボーイング製戦闘機の苦戦の種は、2001年10月にまかれた。前出のJSFの製造業者にロッキード・マーティンが選ばれたときだ。JSFは米軍の戦術戦闘機の大半を入れ替える4000億ドル規模のプログラムだ。

 ボーイングはF/A-18の新規受注の獲得に向けて猛烈な売り込みをしてきた。しかしインド、韓国、それにブラジルで受注できなかったのに続き、カナダなど既存の契約先からの受注減にも直面している。

 また、軍用輸送機「C-17」を製造するカリフォルニア州ロングビーチの工場も来年に閉鎖する予定だ。これにF/A-18とF-15の製造終了と合わせ、既存の軍用機部門の売り上げは50%減る見通しだ。同部門はこのほか、ヘリコプターや軍需物資も製造している。

《ウォール・ストリート・ジャーナル  Doug Cameron&Robert Wall》



感想
一口に軍用機といっても、戦闘機、爆撃機、レーダー機、輸送機、給油機、攻撃ヘリなど、いろいろな種類がある。今回、取りあげる戦闘機は、別にミリタリーマニアでなくとも、ほとんどの人がその姿を頭に浮かべることができるのでは。

男性なら共感できると思うのだが、映画などで戦闘機が飛び立つシーンを見て、かっこいいと感じたことがあるだろう。戦闘機に限らず、軍用車、銃など、兵器のもつ機能美には、えも言えぬ魅かれるものがあるのだ。

それは日本刀や、サメにも通じるものがある。危険なものほど美しいということか。


こんなことを書いていると、“あっち系”の人だと思われるかもしれないが、出身地が平和教育が盛んなところだったこともあって、決してそういう訳ではない。集団的自衛権にも反対だ(他国から攻められた場合は、個別的自衛権でも対応できる、かつ、憲法9条は個別的自衛権を認めている)。




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