
1月11日9時15分配信 レスポンス
トヨタ自動車は10日、デトロイトモーターショーにおいて、『プリウスv』を初公開した。
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プリウスvは、『プリウス』の派生車種として企画されたミニバン。プリウスの基本デザインを継承しながら、ファミリー層のニーズに応えて、居住性や積載性を高めたモデルだ。車名の「v」とは、バーサティリティを意味している。
プリウスvのボディサイズは、全長4615×全幅1775×全高1575mm、ホイールベース2780mm。プリウス(全長4460×全幅1745×全高1490mm、ホイールベース2700mm)と比較すると、プリウスvは155mm長く、30mmワイドで、85mm背が高い。ホイールベースは80mm伸ばされた。
ボディサイズの大型化がもたらす最大のメリットが、室内空間の拡大。トヨタによると、荷室スペースはプリウス比で50%以上拡大しているという。前後のカップルディスタンス(前席と後席の着座間隔)は、965mmを確保。トヨタは「ハイブリッド専用車としては、最大級の室内空間。多くの小型SUVを凌ぐ」と説明している。
また、シート地上高はプリウスよりも高めに設定。それでも、頭上空間にはたっぷりとした余裕があり、後席足元の空間も拡大された。後席にはスライド&リクライニング機能を採用。60対40の分割可倒機能や、フラットにできる前席との組み合わせで、多彩なアレンジを可能にする。
ハイブリッドシステムは、プリウスと共通。1.8リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力98ps、最大トルク14.5kgm)に、モーター(最大出力80ps、最大トルク21.1kgm)を組み合わせる。トータル出力は134psだ。
2次電池は、ニッケル水素バッテリー。米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地17.86km/リットル、高速16.16 km/リットルと公表されている。
プリウスvは2011年夏、米国で発売予定。米国では、若いファミリーがメインターゲットだ。日本でも、プリウスの顧客層拡大に貢献するのは間違いないだろう。
《レスポンス 森脇稔》
感想
2010年の軽自動車を含めた国内新車販売台数が、31万5669台となり、それまでの年間の販売台数で、首位に立っていたカローラの記録(30万8台。90年に達成)を、20年ぶりに塗り替えた『プリウス』。
新型が登場して2年が経ったプリウスだが、ワゴンモデルの追加でテコ入れを図る(元の記事では『ミニバン』と記述しているが、写真を見たところ、どうも三列目のシートが見当たらないので、この『プリウスv』はワゴンとするべきである)。
ワゴンで思い出したのだが、高校生のころ、当時売られていた3台目のアコードワゴンの、スタイリッシュなリアのフォルムに惹かれたものだった(こちらの画像)。デザインを重視した荷室周りは、あまり実用的とはいえないが、そこを追及するのは野暮だろう。
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