
1月31日10時30分配信 レスポンス
ドイツの自動車大手、ダイムラーは1月30日、ドイツ・ミュンヘンにおいて、新型メルセデスベンツ『Vクラス』を発表した。
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初代Vクラスは、1998年に誕生。商用車の『ヴィトー』をベースに開発されたMPVで、広い室内空間を備えていた。2004年には、2世代目にモデルチェンジ。新たに『ビアノ』を名乗った。2006年のマイナーチェンジを機に、日本国内での車名は、Vクラスに回帰。今回発表された新型は、3世代目。新型は欧州でもビアノの名前を廃し、Vクラスとして登場した。
新型は、欧州でのフルサイズMPVセグメントにおいて、デザイン面、快適性、安全性で新たな基準を打ち立てることを目指して開発。生産は引き続き、スペイン工場で行う。ダイムラーは新型の生産準備として、スペイン工場におよそ1億9000万ユーロ(約265億円)を投資した。
新型のデザインは、スクエアなボディ形状が、ひと目でVクラスと分かるもの。フロントマスクには、最新のメルセデスベンツのアイデンティティが表現された。とくに、ヘッドランプのデザインが新しい。
室内は、従来通り、3列シート。2列目シートは、独立タイプとベンチの2種類が選択できる。乗車定員は、最大8名。シートアレンジは多彩。リアゲートには、新たにガラスハッチが装備され、荷物の出し入れに配慮している。
安全面では、「クロスウインドアシスト」や「アテンションアシスト」を標準装備。360度のカメラや、アクティブパーキングアシスタンスシステムもオプション設定した。ダッシュボード中央には、タッチパネル方式の最新のマルチメディアシステムを用意する。
欧州仕様は発売当初、ディーゼルエンジンのみを設定。直噴2.1リットル直列4気筒ターボには、『Aクラス』から『Sクラス』まで、幅広い車種に搭載済み。新型Vクラスでは、3種類の出力特性が用意され、最大出力はそれぞれ、136ps、163ps、190psとなる。トランスミッションは、「7G-トロニックプラス」を組み合わせる。
最上級グレードの「V250ブルーテック」の場合、従来の3.0リットルV型6気筒ターボディーゼル並みのパフォーマンスを実現。それでいて、燃費は最大28%向上させた。排出ガス性能は、ユーロ6を満たす。
新型Vクラスは、ドイツ本国では3月6日に受注を開始。発売は5月後半を予定している。
《レスポンス 森脇稔》
感想
Vクラスは、世界の高級車ブランドの代名詞的存在であるメルセデスベンツの大型ミニバン。快適性はアルファード、ヴェルファイアなどの国産ミニバンに一歩譲るものの、ブランド力ではミニバン随一といえる。
国産ミニバンは乗車定員が7人乗りと、8人乗りの2タイプあるのが一般的だが、Vクラスなどの欧州製ミニバンには、8人乗りしか設定されてないのが普通である。乗車定員の違いのほかにも、国産ミニバンと欧州製ミニバンとでは、それぞれ特徴がある。
その特徴がシート。国産ミニバンは2列目のシートに、ファーストクラスのようなキャプテンシートか、またはベンチシートを採用しているが、欧州製ミニバンは、2、3列目のシートをそれぞれを独立させて、個別に調整したり、取り外しできるようにしているのだ(そのかわり、国産ミニバンにくらべるとシートは小振りになるが)。

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